LATCH 駅員日誌

さっき実家の母から「習い事のお友達が投票してくれました」って、竹下くんのスタンプつきのメッセージが届いた。

なんだか、レコーディングやライブとはまた違った意味で「アイドルやってる！」って実感が湧くなあ。

けど、父さんは……どう思ってるんだろう。

普段から母さんのように連絡が来るわけでもないし、帰省しても必要最低限の話しかしない。

駅員の仕事だけは認めてくれている、とは、思う。何かを言われたことはないけれど。

俺なりの生き方を、いつか父さんも認めてくれるかな。

子どもの頃から、両親の知り合いや道行く人、電車で隣り合った人に声をかけてもらうことが多かった。

笑顔で挨拶すると、みんなも笑顔で返してくれた。あの時の嬉しい気持ちは、俺の中に今もずっと残ってる。

俺と過ごす人たちみんなに楽しい気持ちになってもらいたい。そのためには、誰よりもまず俺自身が楽しく過ごさないとね。

だから、LATCHの活動はいつだって、まず全力で楽しむ。

30人の中から5人が選ばれる「エキメン総選挙」だから、楽しいだけじゃないかもしれない。

それでも、応援してくれるパッセンジャーのみんなのためにも、俺は一瞬一瞬を心から楽しみたい。