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高い美意識を持ち、孤高に咲き誇るLATCH!唯一のソロユニット
楽曲

2nd CD 『STATION IDOL LATCH! 02』

関連楽曲

ユニット名の由来

《前編》

百瀬「――ということで、『シオルーム』エンディングのお時間がきてしまいました。
本当に、あっという間に時間が経ってしまうね。僕にとって、みんなと過ごせる時間が何よりの癒しです。
さて、SNSにもアップしたんだけど、今夜は特別なお知らせがあるんだ。それを待ってくれていたパッセンジャーも、多いかもしれないね。
最後になってしまったけど、お話するね。ああ、なんだかドキドキするな。実はこの度、僕を含めて、LATCH!の全ユニットが、ユニット名をつけることになりました!
『つけることになった?』……って戸惑ってる人もいるみたいだね。そう、せっかくこうして話をしているから、みんなにもアイデアをもらいたいと思ってるんだ。
僕のSNSに、どんどんアイデアを送ってほしいな。みんなからのメッセージ、待ってるよ」
 
翌日。
 
百瀬「『モモ』…『S・I・O』…『silky』……ふふ、みんないろいろ考えてくれてる。たくさん送ってもらえて嬉しいな。だけど、どれもよく考えられていて力作だし……ここからどう絞っていこう……」
店員「ご注文はどうなさいますか?」
百瀬「じゃあ、ユッケジャンの定食とジャスミンティーをお願いします」
店員「かしこまりました」
神堂「こっちは、水冷麺と焼肉のセットを」
百瀬「!?」
 
百瀬「え……神堂くん?」
神堂「あと、野菜のりまきも」
店員「かしこまりました」
 
百瀬「えっと……いつから、隣の席に?」
神堂「お前がスマホに向かって呆けた顔をしている時には」
百瀬「声、かけてくれたらよかったのに」
神堂「食事に来ただけだ。お前と無駄話をしに来たわけじゃない」
百瀬「はぁ……相変わらずのマイペースだね。神堂くんって、新大久保のお店にも来るんだ。自分の陣地以外には興味がないのかと思っていたよ」
神堂「ここは新宿駅からも近い。職安通りを越えたらすぐに自分の縄張りだと考えるその思考回路はおめでたい限りだな」
百瀬「別に、僕の縄張りだなんて言ってないけど。本当にひとこと余計だよね」
神堂「感想を述べたまでだ」
百瀬「……今、SNSチェックしてるから、話しかけないでくれる?」
神堂「俺からは一度も話しかけてなどいないだろう」
百瀬「……はいはい、そうですね~」
神堂「これは独り言だが……ユニット名をパッセンジャーから募ったがために取捨選択できず、一人で追い込まれているような人間はここにいないだろうな」
百瀬「えっ、なんで知ってるの? いや、別に追い込まれているわけじゃないよ。パッセンジャーのみんなと交流して、それが僕の新しい名前として残るんだ。その幸せを噛み締めていたところだよ」
神堂「東海林が言っていた。パッセンジャーを想うがあまり決めきれずにいるのでは、とな。そして、なぜかあいつが胃を痛めていた」
百瀬「なるほどね。東海林くんらしいな。東海林くんに会ったら伝えておいてよ。僕だって、少しは成長しているんだよって」
神堂「…………」
 
店員「お待たせいたしました」
百瀬「ありがとうございます」
神堂「どうも」
 
二人はそれぞれ食事を始めた。