LATCH 駅員日誌

娘から「ママの誕生日プレゼント、どうする？」とメッセージがきて、今年は何を贈ろうか悩んでいたら、樅野くんが声をかけてくれた。

プレゼントの話をしていたはずなんだけど、気づけば話題は、ぼくと妻の馴れ初めに移っていって……

樅野くんは、この前書いた『ぷろふぃ～る帳』の全員の内容を、ほぼすべて覚えているらしい。

ぼくの初恋は「妻」という答えが印象に残ったと話してくれた。

初めて妻を見た時の気持ちは、忘れられない。

同じクラスだった、学年のマドンナ。

いつも凛としていて……素敵だったなあ。

あの頃のぼくは学校で目立つタイプではなかったから、今でも、彼女がぼくと一緒になってくれたことは夢みたいだと思ってる。

「きっと奥さまは、烏鷹さんの温かなお人柄に惹かれたんですね」と樅野くんが言ってくれた。照れるけど、嬉しいね。

それから、プレゼントの案もいくつか出してくれて、とても助かった。

聞き上手なところは、彼の大きな魅力の一つ。これからも成長が楽しみだなぁ。