STATION IDOL LATCH!

STORY

純粋無垢だった幼い頃の夢を見る――巣鴨・高岩は、LATCHとしての自分の現状を憂いている。もっと高みを目指せるはず、もっともっと周りの人々を笑顔にできるはず……そう思えばこそ、理想と現実の狭間で心は重く沈み込んでいく。

――そんなある日、LATCHたちに一通のメッセージが届く。

30人が一堂に会するホールにて、桜田と名乗る者が皆に告げる。

「これから、君たちには山手線LATCH代表を決める『エキメン総選挙』に参加してもらう」
「もちろん、全員強制参加だ――拒否権なんか、ないよ」

各々の思惑や、想いを抱えて、LATCH初の個人戦がいま幕を開ける――

#00 ――拒否権なんか、ないよ

――今の俺は、ちゃんと誰かを笑顔にできてるのかな……?
幼い頃の夢を見たことをきっかけに、今の自分を顧みる巣鴨駅・高岩。LATCHとして成長できているのか思い悩む彼のもとに一通のメッセージが届いて……。
全員強制参加の『エキメン総選挙』が、今ここに幕を開ける。