STATION IDOL LATCH!

STORY

十数年前ーとある山手線の駅員が、自分が愛する街を盛り上げるためにアイドル活動を始めた。やがてその街に大勢の人たちが集まるようになって、一種の社会現象となり、他の駅からも続々とアイドルが誕生。今では山手線各駅に1人、総勢30人の改札外アイドルが存在する。彼らは改札の中と外を結ぶ存在として、『LATCH!』と呼ばれている。そして今、先輩からバトンを受け継ぎ、3人の新たなLATCH!が誕生しようとしていたー。

#01 改札外アイドルLATCH! 出発進行!

山手線の駅員からなる改札外アイドル=通称”LATCH”の中でも、圧倒的な人気を誇り「レジェンド」として名高い東海林鈴音(東京駅)、神堂唯姫(新宿駅)、青葉梟光加人(池袋駅)によるユニット。
彼らのラジオ番組に差し入れを届けるよう先輩駅員から頼まれ、手土産を片手にスタジオへと赴く武庸裕哉(高田馬場駅)。そこで、ラジオ出演を控えている空蝉塁(大塚駅)と諏訪海晴(西日暮里駅)と出会う。差し入れだけ渡してすぐ帰ろうとしていた武庸だったが、なぜか無理やり生放送中のブースの中へと連れ出され、二人とともに「新人LATCH」として紹介されてしまう。