STATION IDOL LATCH!

STORY

十数年前ーとある山手線の駅員が、自分が愛する街を盛り上げるためにアイドル活動を始めた。やがてその街に大勢の人たちが集まるようになって、一種の社会現象となり、他の駅からも続々とアイドルが誕生。今では山手線各駅に1人、総勢30人の改札外アイドルが存在する。彼らは改札の中と外を結ぶ存在として、『LATCH!』と呼ばれている。そして今、先輩からバトンを受け継ぎ、3人の新たなLATCH!が誕生しようとしていたー。

#07 俺とケミストリー巻き起こそうぜ!

諏訪の元に駆けつけたのは空蝉だった。ユニットならではの結束が重要だと考えた空蝉は、改めて諏訪とユニットの仲間としてやっていきたいと伝える。諏訪も同じ気持ちだと確認できたところで、二人はもう一つの「問題点」へと行き当たる。それは、新人LATCHとして同じユニットを組むはずだった武庸のことだった。LATCHを引き受けるつもりはないと言う彼の代わりを探すべく、二人は高田馬場駅へと向かう。