STATION IDOL LATCH!

STORY

十数年前ーとある山手線の駅員が、自分が愛する街を盛り上げるためにアイドル活動を始めた。やがてその街に大勢の人たちが集まるようになって、一種の社会現象となり、他の駅からも続々とアイドルが誕生。今では山手線各駅に1人、総勢30人の改札外アイドルが存在する。彼らは改札の中と外を結ぶ存在として、『LATCH!』と呼ばれている。そして今、先輩からバトンを受け継ぎ、3人の新たなLATCH!が誕生しようとしていたー。

#15 僕らの分岐点

ライブの帰り道、空蝉と諏訪は最後のチャンスとみて武庸を食事に誘うが、あっけなく断られてしまう。焦る2人に、なんと今度は武庸の方から「ジュースをおごらせてくれ」と持ちかけられる。「夢もない自分にはアイドルになる資格がない」と語る武庸に、空蝉と諏訪は自分の夢について話し、武庸にも夢があるんだと伝える。その言葉に心打たれた武庸は、ついにLATCH!になることを決意する。