STATION IDOL LATCH!

STORY

30人揃っての合同ライブを成功させたLATCH!。次なる挑戦として、さらに大規模な「LATCH! MUSIC FESTIVAL」を開催することに。そのイベントでは、各ユニットが自分たちで決めたテーマに基づく新曲を発表するステージが用意される。街への想い、パッセンジャーへの想い、ユニットへの想い──さまざまな想いを抱えた12のユニットは、伝えたいことを歌に乗せるべく、それぞれのテーマと向き合っていく。

#11 目指していた場所

「LATCH! MUSIC FESTIVAL」当日。大崎駅の大崎による場内アナウンスが響く中、渋谷駅の蜂谷と大塚駅の空蝉は、キッチントレインで抱えきれないほどの「フェス飯」を買っていた。高田馬場駅の武庸に、出店してくれた大塚の方々へお礼に行くよう促された空蝉が、蜂谷を伴って外へ出ようとすると、恵比寿駅の饗庭に呼び止められる。蜂屋は楽屋の整理ができていないことを饗庭に注意され、残って片付けをすることに。入れ替わりにやって来た新宿駅の神堂に気軽に話しかける武庸の様子を見て、代々木駅の樅野は「いいなあ」と独り言を漏らす。そこに現れた上野駅の飴屋に「『当事者同士』、今日は力を尽くそう」と告げられ、樅野は笑顔で応えるのだった。
本番直前のステージ裏――。蜂谷、原宿駅の竹下、樅野は手を取り合い、いつも通り楽しく盛り上がろうと声を上げた。「声よし!」「所作よし!」「笑顔よし!」
3人のステージを楽屋で見守っている、東京駅の東海林と新橋駅の烏鷹のもとに、上野駅の飴屋がやってくる。LATCHの結束がより強固になることを見越していたのかと問われた東海林は、「あくまで機会を提示しただけ。みんなが自分たちで模索し、協力したからこそこんなに素敵な景色が見られた」と話す。
東海林は、想像以上の結果をもたらした今回のLATCHフェスに思いを馳せながら、「新天地を目指していこう」と、気持ちを新たにするのだった。